サーフィン

【サーフィン初心者向け】サーフボードのサイズ(種類)別特徴

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おじがサーフブランド創設者。セネガル山田( @africa_shokai )です。

「サーフボードの種類(デザイン)って、どんなものがあるの?」

サーフィンをこれから始めるみなさんにとって、サーフボードの種類は多すぎて、何がなんだか良く分からないと思います。

そこで今回は、初心者の方に向けて、主なサーフボードの種類(デザイン)を紹介します。

 

(サーフィンに必要な道具が知りたいって方はコチラの「サーフィン道具一式--始める費用や初心者向けサーフボードも紹介」の記事をご覧ください)

 

【初心者向け】サーフボードのサイズ(種類)は大きく3つ

まず結論。

サーフボードにはたくさんの種類がありますが、大きく分けると以下の3つです。

主なサーフボードのサイズ(種類)

・ショートボード(普通の人がイメージする「いわゆるサーフボード」はこれです)

・ミドルレングスボード(ファンボードなど)

・ロングボード(長ーい大きなボードです)

順に解説していきます。

 

【サーフィン初心者向け】サーフボード3種類(サイズ別)の違いと特徴(メリット・デメリット)

・ショートボード(普通の人がイメージする「いわゆるサーフボード」はこれです)

・ミドルレングスボード(ファンボードなど)

・ロングボード(長ーい大きなボードです)

のそれぞれの種類の違いと特徴(メリット・デメリット)について、解説していきます。

 

ショートボード:特徴は技のキレ・出しやすさと操作性の良さ

ショートボードとは、その名の通り「短いサーフボード」の事。

 

ショートボードの定義

一般的に、長さが6'5位までの板をショートボードと呼びます。

特徴(メリットとデメリット)は以下の通り。

 

ショートボードのメリット

サーフィンの中でも最も人気が高いショートボード。

そのメリットは以下の通りです。

 

アクロバティックな技が出しやすい

ショートボードはロングボードやファンボードと比べて短く軽いので、板が動かしやすく、ターンやアクションがしやすいです。

サーフィンの動画を見ると分かりますが、ロングボードとショートボードでは、ターンの動きの素早さ・キレがまったく違います。

たとえば、以下の動画はショートボードとロングボードのプロの様子です。

 

ロングボードがコチラ。このターンのスピード感や動きを覚えておいてください。

 

そして、ショートボードがコチラ。

 

この違い、分かりますか?

ショートボードなら、空も飛べるんです。

やばいですよね。

 

中にはロングボードにできてショートボードではできない(まずやらない)アクロバティックな技もあります。

逆立ちとか。

 

とは言え、基本はショートボードの方がアクロバティックである事は間違いないです。

 

スリルがある

上の動画をご覧いただいて分かる通り、ショートボードの乗り心地は、スリルがあります。

ロングボードよりも簡単に板が動くので、まるで高速のジェットコースターに乗っているかのような感覚。

アドレナリン出まくりです。

 

持ち運び・補完がしやすい

ショートボードはロングボードやファンボードと比べて短く軽いので、持ち運びがしやすいのもメリットの一つです。

バンタイプやワゴンタイプでない、普通のセダンタイプの乗用車でも積み込む事ができます。

また、自宅での保管時もコンパクト。

 

パドリング力の向上が見込める

ショートボードはロングボードやファンボードと比べて水に接している面積が小さく、浮力も小さいです。

自然とパドリング回数が増え、結果として、パドリングの上達に寄与します。

背筋・胸筋をはじめとする筋力UPを実感するでしょう。

 

テイクオフ精度の向上

ショートボードはロングボードやファンボードと比べて、テイクオフできるタイミングが短いです。

そのため、自然と、テイクオフの精度が向上します。

適切なタイミングでパドルをし、適切なフォームで立ち上がる。

これは、ボードの種類にかかわらず、とても重要な事です。

 

ドルフィンスルーができる

これはショートボードの大きなメリットの一つです。

沖に向かう時、やってくる波を避けながら進まなくてはいけません。

そんな時、目の前で崩れそうな波がある時、またすでに崩れながら波がやってきた時は、ドルフィンスルーをします。

こんなやつです。

 

ドルフィンスルーをする理由は、波に押し戻される距離を少しでも減らすため。

浮力のあるロングボードやファンボードでは、ドルフィンスルーは難しい(無理)です。

 

難しいから楽しい

ショートボードは、本当になかなか上達しません。

千里の道も一歩から、三歩進んで二歩下がる。

 

運動神経抜群で、色んなスポーツをやった事のあるあなたも、

「こんなに難しいスポーツある!?」

と感じる事でしょう。

ですが、その難しさがまた最高に楽しさのスパイスになっています。

 

ほんの少し上達しただけでも、すごく楽しい。

一生終わりが見えない。

こんなやりがいのあるスポーツは他にありません。

 

ショートボードのデメリット

一見良い事ばかりに見えるショートボードですが、デメリットもあります。

それがこちら。

 

テイクオフできるタイミングが遅く短い

テイクオフの速さは、浮力と板の長さ、ロッカー(反り)、テール形状など、さまざまな要因で決まります。

ショートボードは、ロングボードやファンボードと比べて、テイクオフが遅い。

つまり、波が切り立ってきてある程度直前のあるタイミングでしか、テイクオフができないんです。

 

以下のロングボードの動画をご覧いただくと、波が崩れるよりもはるか前からテイクオフできているのが分かります。

(特に2:09あたりから)

 

この動画の1:08辺りから

 

一方、ショートボードはというと、こんな感じ。

ロングボードと比べて、かなり波が崩れる直前のタイミングである事がお分かりいただけるかと思います。

 

このように、

 

波に乗れる本数が少ない

テイクオフが遅いという事は、つまり、波に乗れる本数が少なくなるという事です。

特に初心者の時は、周りにある程度人がいると、2時間で1本も乗れないという事になりかねません。

サーフィンは、テイクオフをしなければ始まりません。

テイクオフの本数は、多ければ多いほどいいのです。

それに、当たり前ですが、波に乗れないより乗れた方が楽しいですよね。

そのため、ショートボードを選ぶ際は、注意が必要です。

(ショートボードの詳しい選び方はコチラに記しています

 

安定性に欠けるのですぐに転んでしまいがち

ショートボードは、ロングボードやファンボードよりも幅も長さも小さいので、乗り心地は安定性に欠けます。

初心者の間は、せっかく必死にパドリングしてテイクオフしたと思いきや、1秒もかからずにコケてしまうなんて事、ザラにあります。

これだと、2時間やってライディングしていた時間が3秒とか、下手したら本当にあり得る話です。

 

失速しがち

ショートボードはロングボードやファンボードに比べると浮力が小さい。

ショートボードでは、自分で波のパワーゾーンまで移動し、自分でスピードをつけられないと、どんどん失速していきます。

そのため、初心者は、せっかく波をとらえても失速してすぐにライディング終了してしまう事に。

 

上達が遅い(難しい)

波に乗れる本数が少ないという事は、つまり上達スピードが遅いという事。

たとえ100回海に通っても、乗っていなければライディングは一向に上達しません。

(乗らなくてもパドリング力などはつくので、何も上達しないわけではないですが)

 

パドルの進みが遅い

ショートボードはロングボードやファンボードに比べると浮力が小さく、かつ板のロッカーは強め。

結果、パドルをした際の進み具合は、ロングボードやファンボードに比べるとはるかに遅いです。

結果、ただでさえテイクオフできるタイミングが短くて難しい上に、スピードをつけるのも大変だから、波に置いて行かれて乗れない事になります。

 

【結論】難しさを楽しめる人、いつかカッコいいアクションをしたい人は「ショートボード」を選ぼう

上述の通り、ショートボードは決して簡単ではありません。

ですが、実はサーフィンって、波に乗れない初心者でも楽しめるんです。

 

仲間と朝から車に相乗りして音楽にのり波に乗り。

海上では太陽の光でキラキラ光る水面。

終わったら空腹状態で食べる海の幸。

波乗りの合間にBBQ。

 

サーフィンは、波に乗るだけじゃない。

そのライフスタイルすべてがサーフィンなんです。

(サーファーなら分かると思います)

 

本当に最高なんです。

 

ロングボード:特徴はテイクオフの速さ・直進性・安定性とゆったりとした優雅さ

ロングボードとは、その名の通り「長いサーフボード」の事。

 

ロングボードの定義

一般的に、長さが9'0位からの板をロングボードと呼びます。

特徴(メリットとデメリット)は以下の通り。

 

ロングボードのメリット

ロングボードのメリットは、ショートボードの苦手な事の裏返しです。

 

テイクオフできるタイミングが早く長い

ショートボードのデメリットで触れましたね。

ロングボードは、板が長い分、ショートボードよりもはるかに早くテイクオフが可能です。

つまり、同じポイントに上手いショートボーダーが何十人といても、仮にロングボーダーがあなた一人なら、沖で待っているのはあなただけ。

そうなれば、混んでいても関係ありません。あなたが波を独占できる事になります。

それ位に、テイクオフのタイミングの違いは大きな事なのです。

これは、ロングボードの大きなメリットだと思います。

 

小波でもロングライドして楽しめる

これも大きなメリットの一つ。

ショートボードでは何もできない(なんなら乗れない)ようなトロい小波でも、ロングボードでは楽しめます。

小さな波から大きな波まで、どんなコンディションでも楽しめるのがロングボードの魅力です。

(初心者のうちは難しいと思いますが、ロングボードだと大きな波は乗れない、なんて事はありません。ただ、急にホレてくる波はショートボードよりも苦手です)

 

波に乗れる本数が多い

小波から大波まで楽しめ、かつテイクオフが早いという事は、波に乗れる本数が多いという事です。

ロングボードなら、ショートボードでは楽しめないような小さなインサイド(岸近くの浅瀬)の波でも遊べるので、初心者でも足のつく範囲で不安なく楽しむ事ができます。

もちろん、沖で誰よりも早く波をつかまえる事も可能。

当たり前ですが、波に乗れないより乗れた方が楽しいですよね。

 

安定性抜群でロングライドが楽しめる

ロングボードは長く幅広で厚みもあるため、安定性が抜群。

初心者でも、数秒~十数秒のライディングができる事も。

ショートボードとは大違いです。

 

スピードがつきやすい

ロングボードはとにかく直進性に優れています。

少しのうねりでも加速し、サーフィン可能です。

 

上達しやすい

波に乗れる本数が多いという事は、つまりそれだけ経験を積む事ができ、結果、上達スピードが早いという事。

 

パドルの進みが速い

ロングボードはパドリングをした時の進み具合がすごい。

初速は軽いショートボードの方が速いですが、ひとたびスピードがつき始めれば、ショートボードとは比べ物にならない位のスピードが出ます。

 

ボードの上を歩ける(ノーズライディング)

ショートボードではできない事ができるのも

 

初心者のうちはショートボードよりはるかに手軽に楽しめる

上述の通り、インサイドでも遊べるロングボード。

上手いショートボーダーとの波の取り合いにもなりませんし、浅瀬なので安心。

なによりテイクオフがしやすい。

初心者のうち、どちらが「波に乗る楽しさ」を味わえるかといえば、間違いなくロングボードです。

 

ロングボードのデメリット

ここまで良い事ばかり言ってきましたが、ではロングボードのデメリットってなんでしょうか?

それは主に、ショートボードのメリットに記した事の裏返しです。

 

アクロバティックな技がやりにくい

板のボリュームの大きいロングボード。

つまり、重いという事です。

当然、板を大きく動かすアクションは難しくなります。

プロでも、ショートボードと同じようなアクションをするのは「不可能」です。

ショートボードのような、キレ味のある技を繰り出すカッコいいライディングがしたい方には向いていません。

 

技のバリエーションが少ない

できる事が限られてくるので、当然できる技のバリエーションが少なくなります。

 

持ち運び・補完が大変(車必須)

持ち運びが楽なショートボードとは違い、ロングボードは本当に大変です。

ロングボードは短いものでも9フィート(274.32 cm)以上。長いものだと3mを超えるものも。

まず、普通の乗用車では積み込めません。ワンボックス・バンタイプでもものによってはキツいです。

(もしくは別途キャリアを買うか)

また、電車で運ぶのはほぼ不可能。

 

加えて、家での保管も一苦労。

普通の家では、まず縦置きできません。

 

ドルフィンスルーができない(沖に出るのが大変な事も)

ロングボードをショートボードのように沈める事はできません。

そのため、沖に出る際にドルフィンスルーができません。

リーフブレイク(下がサンゴか岩)なら、波が崩れる場所が決まっているので、予測できるためまだゲット(沖に出る)しやすいですが、リーフブレイクは日本ではとても少ない。

日本で多いビーチブレイクだと、波がブレイクする場所が安定していない事も多く(色んな場所で割れる)、ドルフィンせずにゲットするのはなかなか大変な事も。

 

初期費用が高い

ロングボードはショートボードよりも高いです。

コチラの記事に詳しく記していますが、ロングボードでは20万円を超えるボードもザラにあります。

また、前述の通り、こちらは車必須です。

初期費用が大きいのは、気軽に始める上でネックになりますね。

 

ミッドレングスボード:特徴はショートボードとロングボードの中間(いいとこ取り?)

ミッドレングスボードの特徴を解説していきます。

 

ミッドレングスボードの定義

ミッドレングスボードとは、その名の通り「ショートボードとロングボードの間の長さのサーフボード」の事。

具体的には、長さ6'5以上9'0未満のものとされています。

「されています」と記したのは、ショートやロングほど定義が明確なものではないからです。

 

「ミッドレングスボード」という呼称が用いられる前(ショートボードが普及してきた頃)は、初心者向けのボードという意味合いで「ファンボード」とざっくり呼ばれていた時期もありました。

現在では、8'0以上ある長めのミッドレングスボードを「セミロングボード」、6'6から7'5程度の長さで初心者だけでなく上級者も楽しめるボードを「ミッドレングスボード」、6'8から7'5位の初心者向けボードを「ファンボード」と呼び分ける人もいます。

中間の長さのボードでも、さまざまな特徴を持たせたボードが登場しています。

 

ミッドレングスボードのメリット・デメリット

メリットは、ショートボードとロングボードのいいとこ取り

デメリットは、ショートボードとロングボードの悪いとこ取りです

 

ミッドレングスボードが日本で注目されている理由

(このトピックは、ある程度サーフィンをしている方向けです)

いくつかあると思います。

 

日本の波質

僕は普段セネガルに住んでサーフィンをしているのでよく分かりますが、日本の波は水量が少なくトロい波が多い。

いわゆる世界レベルのGoodコンディションな波はほとんどありません。

千葉で言えば、ポイントを車で何か所も周って、その中で”マシな場所”でやるというスタイル。

できてもワンアクション、という波も多い。

そんなコンディションなら、1本でも多く波に乗りたいところ。

そんな時、ミッドレングスなら、乗れる波も増えますし、楽しめます。

 

サーフショップ(ボード販売者)のマーケティング

サーフボードは一度買うとなかなか買い替えません。

そんなボードをどうやって売るのか。

高齢化が進む日本。若者が減り、車に乗る人が減っている中で、どうやって?

その答えの一つがミッドレングス。

ミッドレングスは、カムバックサーファーに焦点を当てた戦略だと思います。

 

【サーフィン初心者向け】サーフボードのサイズ(種類)別特徴まとめ:それぞれに違う楽しさがある

この記事では、ざっと初心者の方向けにサーフボードのサイズ(種類)別の特徴を記してきました。

実は、すでにサーフィンをやっている方ならお分かりだと思いますが、ショートボードの中にも、本当にさまざまな特徴を持ったボードがあり、それぞれ、乗り心地がぜんぜん違います。

(初心者の方がいきなりそこまでの細かい分類を見てしまうと混乱してしまう事、結局やってみて初めて違いが分かる事から、今回はそこまで詳しくは紹介しませんでした)

 

【サーフィン初心者向け】サーフボードのサイズ(種類)別特徴おまけ:ショートボードとロングボードどっちをやるか決める方法とは?

別の記事「【初心者向け】サーフボードのサイズの選び方【身長・体重・体力で選ぶ】」では、この記事よりも詳しく、ショートボードとロングボードの違いについて解説。

ショートボードとロングボードは「別のスポーツ」であるという観点から、どっちをやるか決めるための具体的な3ステップを紹介していますので、よかったらご覧ください。

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