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日本人宿オーナーが選ぶ「海外旅行で持参する日本食」10選【機内・海外持ち込み】

セネガルの日本人宿「シェ山田」オーナーのセネ山( @africa_shokaiです。

「海外旅行では食事も楽しみだけど、たまに日本食が恋しくなる…」

「手軽に持って行けて重宝する、海外に持ち込み可能な日本食(調味料)ってナニ?」

という方って意外と多いのかなと最近思っています。

 

というのも、僕はアフリカのセネガル移住6年目に突入したのですが、以前、海外生活に持って行くべき日本食についての記事を書いたところ、移住者だけでなく、意外にも「旅行者」の方にも沢山ご覧いただいていました

ですが、ご覧になった方々から、

「品目が多いので、旅行の限られた荷物でどれを持って行くべきか迷う…」

「スーツケースは使わない(カバンが小さい)ので、機内持ち込みできるものだけまとめてほしい」

 

というご意見をいただきました。

そこで今回は、

・軽さ

・大きさ

・長持ちするか

・機内/海外持ち込み可否

といった観点をもとに、各食品を評価

その上で、いままで宿へ訪れた現役旅行者の意見も参考に日本人宿のオーナーが厳選した、海外旅行で持参する日本食リストをランキング形式で紹介します。

また、長期旅行者(バックパッカーなど 1か月以上)と短期旅行者(1か月未満)ではオススメが少し違うので、別々にランキング化しました。

 

「いいから早くランキング見たい!」と言う方のために(笑)、いったん以下、全商品リストです

記事では各商品を詳しく解説しています。

長期旅行者(バックパッカー)用

10位

9位

8位

7位

6位

5位

4位

3位

2位

1位

 

短期旅行者用

5位

4位

3位

2位

マルコメ 新即席生みそ汁お徳用 21食
マルコメ

1位

 

ちなみに、僕が学生時代にバックパッカーをしていた時は、料理が大嫌いで(包丁で指を切るのが怖くてw)、安い屋台飯ばかり食べて、自炊はしていませんでしたw

セネ山
エジプトのコシャリ、タイのパッタイ、おいしかったなあ…(遠い目)

 

あの頃の僕には分からなかったのですが、いまは毎日3食自炊男子なので、料理においての各調味料の利便性も分かるようになってきました。

また、やっぱり日本人宿をやっていて、いろんな現役の旅人の人の話が聞ける僕だからこそ分かる情報ってあるなと思って、料理はそれほど自信の無い僕ですが(笑)、書いてみる事にしました。

 

なお、食には好みもありますし、「これが絶対正解!」ってものでも無いと思います。

ですので、記事をご覧のみなさんのおすすめの日本食材があれば、ぜひTwitterやはてブ、NewsPicksなどで教えてくださったら超うれしいです◎

(コメントなど、全部見てます…!!)

セネ山
ご意見いただけたら、泣いて喜びます!笑

 

【海外旅行で持参する日本食】機内・海外持ち込みできないものに注意

海外旅行をした事のある方ならご存知だと思いますが、機内・海外には持ち込めないものがあります。

特に食品は注意が必要。

以下で主な禁止・制限品目の一部を紹介します。

 

基本ルールとしては、

・液体物は100ml以下の容器に入れジッパー付きの袋に入れれば可能

・総量1L以内

・動植物は不可

・種子などは避けた方が無難

・肉や肉エキスが入っているものは持ち込みNGの国もある

です。

 

液体

飲み物(水、ジュース、清涼飲料水、乳飲料、アルコールなど)だけでなく、調味料(醤油・お酢・みりんなど)や油(ゴマ油、オリーブオイル、サラダ油など)なども規制対象です。

 

半液体(固形)の調味料

味噌やマヨネーズ、ジャム、ピザソースなどのようなものも「液体」と同様の扱いをうけます。

 

乳製品

バターやホイップクリームなども不可です。

 

レトルト食品

レトルト食品(カレー、シチューなど)はNGです。

 

野菜・果物

缶詰でもNGです。

 

水物

日本ならではのこんにゃくやところてんなどもNG。

プリンやゼリーもダメ。

 

もっと知りたい方は空港や各国大使館のwebページ参照

成田空港のページが詳しいです。

が、国によって制限が異なるので、必ず各国の大使館情報を見るようにしましょう。

成田国際空港公式WEBサイト
 
液体物の持ち込みについて(国際線) | 成田国際空港公式WEBサイト
https://www.narita-airport.jp/jp/security/liquid/
成田国際空港公式サイト 液体物の持ち込みについて(国際線)のご案内です。

 

海外旅行で持参する日本食一覧【機内・海外持ち込み】

では早速海外旅行で持参する日本食ランキングを紹介。

 

長期旅行者(バックパッカー)用

長期旅行者(バックパッカー)におすすめなのは以下の日本食(調味料)10個。

 

短期旅行者用

短期旅行者は、そもそもあまり日本食はいりません

それでもこれがあると便利という日本食(調味料)は以下の5つ。

 

【機内・海外持ち込み】海外旅行で持参する日本食「バックパッカー編」

長期旅行者(バックパッカー)が海外に持参すると便利な日本食を紹介。

 

10位:塩こんぶ

・軽さ 8

・小ささ 5

・長持ちするか 8

・機内/海外持ち込み可否 ○

塩こんぶの優秀さを知らない人は多い。

極めてシンプルな塩こんぶだが、実は色々な使い方があるのだ。

 

まず、ご飯にかける。これだけでも天国だ。

生野菜とあえる。一瞬で和風サラダの完成だ。

そして、野菜と揉む。これだけで浅漬け風味のものが完成するのである。

 

塩こんぶが優秀過ぎて、なぜか「だ・である調」になってしまった。

塩こんぶは強い。

(やっぱりこのまま「だ・である調」で記そうと思う)

(ちなみに塩こんぶは減塩でもすごくおいしい)

 

9位:ゆず胡椒

・軽さ 10

・小ささ 10

・長持ちするか 7

・機内/海外持ち込み可否 ○(機内100g以内)

これがあるだけで、なんでも凝った和食テイストが出せる万能調味料が「ゆず胡椒」。

正直、最初にゆずと胡椒を混ぜようと思った人は天才だと思う。

何につけても合う。

しかも超コンパクトで長持ちである。

 

8位:ねり梅

・軽さ 7

・小ささ 6

・長持ちするか 8

・機内/海外持ち込み可否 ○(機内100g以内)

日本人と言えば梅という程度には、僕ら日本人のソウルフードである「梅」。

これをチューブに入れた「ねり梅」は、最強の調味料の一つに他ならない。

ゆず胡椒よりも上位の理由は、ゆず胡椒は他の柑橘系のものと胡椒で代用がきく可能性があるが、梅は代替品が無いからである。

 

なお、上記の大きさは310g。液体やそれに準ずるものの機内持ち込みは100mlまで。

なので、機内持ち込みをしたい方は、以下の大きさのものを買うと良い。

 

7位:ふりかけ

・軽さ 10

・小ささ 10

・長持ちするか 10

・機内/海外持ち込み可否 ○

保存がきき手軽に日本の味を思い出せる「ふりかけ」。

海外にはふりかけなんてものは無いし、完全に日本文化の一つと言える。

ご飯はもちろん、パスタにかけてもおいしい。

僕のおすすめは圧倒的に「おとなのふりかけ」シリーズだ。

味が違う。

 

6位:緑茶粉末(抹茶入り)

・軽さ 8

・小ささ 5

・長持ちするか 8

・機内/海外持ち込み可否 ○

緑茶は「抹茶入り」がポイント。

抹茶が入ってると、高級感のある味でおいしい。

抹茶無しのものと比べるとその差は歴然。

絶対に「抹茶入り」を選ぶべし。

 

5位:鮮度の落ちない醤油+わさび

・軽さ 6

・小ささ 5

・長持ちするか 8

・機内/海外持ち込み可否 ○(機内100ml以内)

醤油って海外でも手に入るんじゃない?」

と思う人もいるかもしれない。

たしかに中国製の醤油は手に入るのだが、日本の醤油が断然うまい。味がまるで違う

どれ位違うかっていうと、日本酒で言えば「甘酒と純米大吟醸」くらい違う

 

セネ山
甘酒って、もはや日本酒じゃない

そう、その位違うのだ。

なので、荷物(ザック)の重量・大きさ的に、基本的に飛行機に乗る際に預入荷物にする方は、迷わず醤油を持参すべきだ。

 

加えて「わさび」。

「WASABI」とそのまま英語になっている、日本独自の調味料だ。

これも海外で手に入りにくい。

しかもこれと醤油が合わさると、一気に日本。最強だ。

海外で海鮮を食べる際に持参すると幸せになれるだろう。

僕もセネガルでウニやカキを食べる際に重宝している。

 

4位:粉ポカリ

・軽さ 5

・小ささ 5

・長持ちするか 10

・機内/海外持ち込み可否 ○

体調不良時にカリがあると無いでは安心感がまるで違う。

ただでさえ日本人にはあまり合わない海外の水。

風邪や発熱などの体調不良時には水分摂取が重要だが、そういう時に水を沢山飲むのは苦行と言えるレベルだ。

そこでポカリがあると、実家で誰かに看病されている気持ちになる。

気持ちが安心する。これは海外旅行の体調不良時は大事だ。

 

3位:だし

・軽さ 10

・小ささ 10

・長持ちするか 8

・機内/海外持ち込み可否 ○

「だし」が入っていれば日本食。

そう言っても過言ではないほど、日本人にとってだしは重要だ。

生活必需品だ。

だしの選び方にはポイントがある。

それは「小分けになっている」ものを選ぶ事

旅行中に湿気でダメにならない、小分けのだしが重宝するのだ。

 

2位:お茶漬け

・軽さ 10

・小ささ 9

・長持ちするか 10

・機内/海外持ち込み可否 ○

お茶もうまい。おかずもうまい。

でも「お茶漬け」になるともっとうまい。

お茶とご飯を組み合わせようなんて、誰が考えたのか。

世界広しと言えども、主食にお茶をぶっかけて、おかずまで入れて食べるなんていう料理というのは他に例を見ない。

チャイをご飯にかけたら大惨事である。

永谷園、ありがとう。

 

1位:乾燥味噌

・軽さ 5

・小ささ 5

・長持ちするか 8

・機内/海外持ち込み可否 ○

乾燥味噌」を持ち歩いている旅人はまだまだ少ないと思う。

セネガルの僕の宿に来る宿泊者でもほとんどいない。

だからこそ、僕はこの有用性を広めたい。

 

即席味噌汁、もちろんうまい。

でも1位にしないのは、「味噌汁にしかならないから」。

加えて、けっこうこの即席みそ汁、生みそタイプだと潰して破けてしまい、中身が出てしまったというトラブルも耳にする。

 

一方で、乾燥味噌はなんにでも使える。炒め物でも味噌汁でも煮物でも

そして、生みそでない分、破裂の心配も少ない。

ちなみに、

この量は少し多すぎる。

僕のように毎日3食自炊する人間でも、半年~1年持つ

多少かさばるので、早めに購入し、内容量の半分位を持参するのがおすすめだ。

 

即席味噌汁は便利だし生タイプの味は最高にうまいが、旅行期間が長いからこそ「質(便利さ)より量」を取った方が満足度高い

 

【機内・海外持ち込み】海外旅行で持参する日本食「短期旅行者編」

短期旅行者が海外に持参すると便利な日本食を紹介。

 

5位:袋麺(カップ麺)※ただし…

輝きに神々しさすら感じるマルチャン

・軽さ 6

・小ささ 4

・長持ちするか 8

・機内/海外持ち込み可否 △

なぜ袋麺かというと、カップ麺はかさばるから。

スペースに余裕があるなら、ラクさの面でカップ麺がおすすめ。

 

なお、アメリカなど、国によっては肉や肉エキスの入った食品の持ち込みは禁止

なのでカップヌードルはNG

ちなみにカップうどん・そばの「どん兵衛」はOKです。

 

ちなみに最近は中身だけの詰め替え用も売っていて、これだとコンパクト。

 

4位:緑茶パック(抹茶入り)

・軽さ 10

・小ささ 8

・長持ちするか 10

・機内/海外持ち込み可否 ○

粉末ではなくパックにしたのは、そっちの方がよりおいしいから。

持って行くとしても数個だろうし、どうせならうまいものを。

この伊藤園のパック、以前試したけど超うまかった。

 

3位:お茶漬け

・軽さ 10

・小ささ 9

・長持ちするか 10

・機内/海外持ち込み可否 ○

これは長期旅行者と同じ。

 

2位:即席味噌汁

マルコメ 新即席生みそ汁お徳用 21食
マルコメ

・軽さ 10

・小ささ 9

・長持ちするか 10

・機内/海外持ち込み可否 ○

長期旅行者とは反対に、期間が短いからこそ「量より質(便利さ)」を取った方が満足度高い。

だから即席味噌汁。

これとか100食分で600円台しない。

1食6円以下。

 

1位:粉ポカリ

・軽さ 5

・小ささ 5

・長持ちするか 10

・機内/海外持ち込み可否 ○

正直、

「短期旅行なら現地の食事を楽しもうよ」

「それが旅でしょ」

って思ってる。

でも、体調不良は仕方ない。

そう考えると、一番優先度高いのはポカリになる。

 

海外旅行で持参する日本食まとめ【機内・海外持ち込み】

改めて紹介した商品をまとめます。

ここで紹介した商品は、すべて日持ちしますし、使わなくても日本での生活でも重宝するものばかりなので、早めに買っておきましょう。

 

長期旅行者(バックパッカー)用

 

短期旅行者用

マルコメ 新即席生みそ汁お徳用 21食
マルコメ

 

海外旅行で持参する日本食の準備はお早めに【機内・海外持ち込み】

直前になって焦らないように、準備はお早めに。

その他の海外旅行の持ち物の準備もお忘れなく。

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  • この記事を書いた人

セネガル山田(セネ山)

西アフリカのセネガルで宿「シェ山田」を運営しつつ、1日6時間・週5日のサーフィン生活満喫中|セネガルサーフツアー「セネサーフ」好評受付中|セネガル観光ラップで晋平太コラボ&TV出演も|著書『アフリカ旅行ガイドブック セネガル』|詳しいプロフィールはコチラ

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