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チビアフ

【チビアフ第8話】ホームステイから「ホームレス」へ!?驚きの連続だったセネガル移住

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(前回見逃した方へ 第7話はコチラ

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買ったのは、片道切符。

不退転の覚悟でした。

 

西アフリカでエボラ出血熱が流行し、セネガルにも隣国から感染者1名入国。

そんなさなか、ついにセネガルへ向けて出発しました。

 

(中東色の強いエジプトを除き)初めてのアフリカ。もちろん初めてのブラックアフリカ。

僕はスペイン経由で行ったのですが、セネガル行きの飛行機は、黒人の方達でいっぱい。

飛行機内で席を自由に移動したり、みんなでワイワイやっているのを見て

「あれ、修学旅行のバスかな?」

と感じました。

 

時刻は夜中0時過ぎ。

そうこうしているうちに、ついにセネガルに到着。

 

そうです。初アフリカなのに夜中到着便にしてしまったのです。

到着直後は、大量の黒人に圧倒され、不安に感じたのを覚えています。

 

到着時の様子

 

実は日本出国前、セネガル人の知り合いを作ろうと動いていた結果、なんか奇跡的に優しいセネガル人と繋がりました。

なんと、家に1年間ほど、無料でホームステイをさせてくれるというのです。

しかも食費とかもすべて無料で良いとの事。

電気は通ってないが、家には発電機もあるから必要な時はつけると。

 

・・・

 

あまりに良い条件過ぎる…

さすがにこんなうまい話はないだろうと心の中で疑う僕。

紹介してくれたセネガル人もそれを察したのか、こう言ってきました。

 

 

「驚くかもしれないが、セネガルではしばしばこういう事があるんだ」

 

 

え…この国、すごすぎない…?

出発前からそんな風に思いながら、日本を出たわけです。

 

空港には、そのホストファミリーの人が迎えに来てくれる予定だったのですが、それでも夜中はなかなか不安でした。

飛行機到着から2時間半後、ようやく合流。

ほっと一安心。

 

彼の運転する車で家へ到着。

部屋に案内してもらい、寝ようとしましたが、蚊帳が穴だらけ(初日は無かった?)。

案の定、あまり眠れずに起きると、顔も身体も蚊に刺されてボコボコでした。

とは言え、こんなのは想定の範囲内でした。

 

最初の朝撮影した、実際に寝てた部屋。エヴァンゲリオンの真似して「知らない天井だ」と独り言ち。

 

朝起きると、そこには見た事の無い景色。

家の近所を歩くと、異臭を放つ汚い川?がありました。

臭いもなかなかキツかった

昨晩ボコボコに刺された顔を触りながら、少し不安を感じる僕。

 

彼から、家のみんなを紹介されました。

子ども、めちゃ可愛い。

 

また、家の中も色々案内されました。

家の中に羊がいて驚いた

その流れで、家の敷地内にある養鶏・鶏肉加工に関する設備(彼は「工場」と言っていた)を見せられました。

「ここを完成させるのにお金がいるんだ」

そう言う彼に、そうなんだと答える僕。

 

 

 

翌日。

 

「それで、どう思う?お金出す気になった?」

彼から急にそう質問をされました。

何の事?と尋ねると「鶏の工場だよ」との事。

 

出資を求められて戸惑った僕は、

「来る前、アパートを借りずにホームステイを選んだ時にも伝えた通り、お金はあまり無いんだ」

と伝えました。

「そうか」

と言う彼。

 

 

さらにその翌日。

彼から衝撃の一言を言われました。

 

 

 

「3日以内に出て行ってくれるかな」

 

 

・・・えっ…?

どういう事…?

1年間って話は…?

(後から知りましたが、なぜか全くわかりませんが、彼は僕が「その設備に投資を検討するために日本から来た」と思い込んでいたらしい。いまだに謎な事の一つです)

 

という事で、セネガル到着3日目にして、なんとホームステイから一転、いきなりホームレスになる事に。

しかも出るまでの期限3日って。

しかもこの時点で、僕はまだネット環境もありませんでした。

 

ヤバい、詰んでる…

まずはネットに接続しようと考えました。

聞けば、USB型のwifiのモデムが携帯電話会社で手に入るらしい。

その日は遅かったので、翌日行く事にしました。

 

 

翌日。

携帯電話会社があるらしい場所を聞いた僕は、そこへバスで一人で向かいます。

 

はじめてのバス。

連日眠れないせいで、具合が悪かった僕。

速攻で気持ち悪くなりました。

 

「頼む、早く着いてくれ…」

祈るような気持ちで乗り続ける事約1時間(?)、ついにその場所らしき所に到着。

バスを降りて携帯電話ショップを探し、発見。

スムーズにお目当てのモデムを手に入れる事に成功。

 

早速持参のパソコンで試してみたところ…

なんと動きません。

ここで携帯電話会社の人に設定方法を聞いて言われた一言、いまだに忘れられません。

 

 

 

「ここには設定の方法を分かる人がいません」

 

 

 

え、なんで…?

売ってるのに…?

 

じゃあどうすればいいんだと聞くと、またなかなか驚きの一言が。

 

 

 

「そこの車のパーツ屋さんにパソコンに詳しい人がいるから彼に聞いて」

 

 

 

まじか(笑)

セネガル、想像を超えてきます。

携帯電話会社の人が、車のパーツ屋さんを紹介するって笑

話しかけたら謎のイベント発生。

気分はさながらドラクエの主人公。

 

そう思いながら、とりあえず言われたパーツ屋さんに行って、聞いてた名前を伝えたら、なんかパソコンいじってる奴が。

名前を聞いたらどうやらその人のようです。

「見せてみろ」

と言うので早速見せると一言。

 

 

 

「俺はできるけど、中国語(日本語です)だから分からない」

「言語設定をフランス語にしてから来い」

 

 

 

なるほどそう来たか。

そもそもネットに繋げなくて困っている奴に、言語パックをダウンロードしろと要求するとはなかなかやるな。

という事で、ネットカフェを探す事に。

 

意外とすぐ近くにあったので、早速中に入ると、有線でネットを使えるパソコンはあるが、Wi-Fiが無いとの事。

僕のパソコンは小さく、LANケーブルの挿し口が無いため、教えてもらった別のネットカフェへ向かいます。

 

教えてもらった道は、大通りから外れた砂利の小道。

本当にこんな所にあるのか?と思いつつ進む事数分。

薄いベニヤ板の扉のついた、6席位の小さなネットカフェを発見。

店内は埃だらけです。

 

恐る恐るドアを開けると、右手に小さな受付が。

そこにいる男性に挨拶をし、Wi-Fiがあるか聞いたところ、なんとあるとの事。

なんでWi-Fi使いたいの?と聞かれ、セネガルでやりたい事(3つの理念)や、いま家探しをしている事などを話した僕。

 

すると、彼から衝撃の一言が…

 

 

 

「すごくいいね。明日からウチに来なよ」

 

 

 

え…?この国ほんと何なの…?

そんな軽く家に知らない外国人泊めてくれるの…?

と、親切心に驚いた僕。

 

とは言え、今回の発端となった事件もあった事から、さすがに慎重になっていました。

残り数日で自力ですぐ住む場所が見つかるとは思えないし、ましてやいきなり身寄りのない状況になるよりは、誰かにお世話になった方が良いのだろうか。でも、お世辞にもキレイとは言えない、というかボロボロのネットカフェの受付をしている人の家って、どんなところだろう。そこに行くよりは自分で宿を手配した方が良いのでは?と、一瞬で色々と考えました。

 

でも、なんか直感的に思いました。

「行ってみよう」と。

そして翌日、ついに彼の家に行く事に。

 

すると、そこには驚くべき光景が待っていました。

(第9話へつづく)

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