週5日サーフィンしてるセネ山( @afsurf1 )です。
「サーフィンってなんでこんな難しいの?」
この記事では、そんな疑問にズバリ回答します。
この記事を最後まで読めば、サーフィンが難しい理由と、上達の近道を知る事ができます。
先に結論を言うと「練習する事自体が難しいので上達が遅いから」です。
以下で理由とともに詳しく解説していきます。
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なお、以下の目次を見ると、この記事の概要が分かります。
目次
- 1 サーフィンが難しい理由⓪サーフィンは世界一難しいスポーツ
- 2 サーフィンが難しい理由①初心者は練習すらできない
- 3 サーフィンが難しい理由②反復練習ができない
- 4 サーフィンが難しい理由③自分で難易度を調整して練習できない
- 5 サーフィンが難しい理由④持久力・瞬発力・集中力が高いレベルで必要
- 6 サーフィンが難しい理由⑤人からリアルタイムで教わる事が難しい
- 7 サーフィンが難しい理由⑥自分の動きをチェックする事が難しい
- 8 サーフィンが難しい理由⑦常に整った環境で練習できるわけではない
- 9 サーフィンが難しい理由⑧波質が違う
- 10 サーフィンが難しい理由⑨波のパワーがすさまじい
- 11 サーフィンが難しい理由⑩バランスを取るのが困難
- 12 サーフィンが難しい理由⑪練習回数が限られる
- 13 サーフィンが難しい理由⑫水が冷たい
- 14 サーフィンが難しい理由⑬強靭な精神力(根性)が必要
- 15 【まとめ】サーフィンは最高に難しく、最高に楽しい
- 16 【おまけ】こんな人にサーフィンはおすすめできない3条件
サーフィンが難しい理由⓪サーフィンは世界一難しいスポーツ
野球12年、サッカー5年、バスケ3年、バレーボール1年、剣道1年、テニス8か月、ボルダリング6か月…
上記は、僕が過去に週1回以上のペースで続けていたスポーツです。
それ以外にも、フットサル、卓球、ロッククライミング、スノボ、スケボー、スキューバダイビング、スカイダイビング、etc...と、さまざまなスポーツに挑戦してきました。
その上で、断言します。
サーフィンは、世界一難しいスポーツです。
以下ではその理由を、論理的に説明します。
サーフィンが難しい理由①初心者は練習すらできない
サーフィンの上達が難しい大きな理由はこれ。
サーフィンは、初心者は練習すらできない。
どういう事かというと…
たとえば野球の場合、素振り、走塁、投げる、捕るなど、バスケでも、ドリブル、シュート、レイアップ、パスなど、個別に練習をする事が可能です。
通常バスケの試合では、シュートは、パスやドリブルなどでゴールの近くまでボールを運んでからするものですが、その先に行うシュートも先に練習できるわけです。
一方でサーフィンの場合、テイクオフ(波に押されてボードに立つ)をした後のライディングがいわゆるサーフィンで、ライディングできないと始まらないわけですが、ライディングをするためには、その前段階のすべての動作(ゲティングアウト、ドルフィンスルー、波待ち、パドリング、テイクオフ、etc...)を正しく行う必要があります。
さらに、仮にすべてが上手くできるとしても、自分より上手い人がいる場合、その人が波に乗ってしまいます。
こんなスポーツ、他にあるでしょうか?少なくとも僕は知りません。
初心者でも、草野球はできます。サッカーも、バスケもできます。スノボでも、初めての人でも立って横に滑るのが当たり前です。
でも、サーフィンは、初心者では文字通り「何もできない」。
そもそも、波がブレイクする場所(サッカーで言うところのグラウンド)まで辿り着く事すらできない。
練習すらできない。それがサーフィンの難しさです。
サーフィンが難しい理由②反復練習ができない
サーフィンが難しい理由で上位に来るのが、この「反復練習ができない」から。
どういう事か?
サーフィンは、自然の海で自然の波に乗るスポーツ。
同じ波は二度と無いので、つまり「同じ条件では二度と練習ができない」という事。
サッカーもバスケも、グラウンドの大きさは同じ。ゴールの大きさも、ボールの大きさも同じ。
でも、サーフィンの場合は、それが毎回変わる。
同じ条件で練習できないので、何が悪くて失敗したのかを特定する事が極めて困難。
また、改善点が分かったとしても、同じ条件では練習できないため、「この練習をしたい」と思ってもそれに適した波が来るとは限らない。
だから、上達に時間がかかるのです。
サーフィンが難しい理由③自分で難易度を調整して練習できない
「最初はゆっくりやってみよう」
「軽めにやってみよう」
当たり前ですが、どんなスポーツでも、最初からプロのように上手くはできません。
たとえばサッカーやバスケのドリブル。
始めはゆっくりと、自分のペースで練習し、慣れてきたら、スピードを上げていく。
いきなり早くなんてできないですよね。
ですが、サーフィンは相手が波。
自然相手のスポーツなので、スピードをコントロールできません。
もちろん、初心者は小さい波の所でやる、浅瀬でやる、といった事は可能ですが、それってイメージ的にはマラソン選手を目指している人がジムのマシンでゆっくりウォーキングをしている位別物なんですよね。
サッカーやバスケなら、コートの広さもボールの大きさもゴールの高さも変わりませんが、サーフィンで浅瀬や小さい波でとなると、普通の人が乗る波とはまったく別物になってしまいます。
サーフィンが難しい理由④持久力・瞬発力・集中力が高いレベルで必要
たしかに、ある程度はどのスポーツにも必要です。
しかし、たとえば同じ陸上競技でも、100m走とマラソン選手では、必要な持久力は大きく異なります。
ゴルフ、立ち幅跳び、やり投げなどにものすごい体力がいるかというと、そうではありませんね。
ですが、サーフィンでは、少なくともハーフマラソンを完走できるレベルのスタミナと、バスケット選手並みの瞬発力が求められます。
加えて、どのスポーツでも必要な集中力も言わずもがな。いつどのように変化するか分からない波の動きに対応して適切なアクションをするというのは、並大抵の事ではありません。
サーフィンが難しい理由⑤人からリアルタイムで教わる事が難しい
サーフィンは自然を相手にするスポーツなので、動作の途中でストップしたりする事ができません。
なので、仮にコーチが波に乗る動作の途中で「あ、ここ微妙だな…」と思っても、それを中断させてすぐやり直しをさせる事ができません。
また、上述の通り、同じ条件が二度と無いので、教わった事をすぐ実践しようとしても、そもそも全然違う波がきては試す事すらできません。
かと言って、陸で教わるといっても海上とはまるで環境が異なるので限度がありますし。
サーフィンが難しい理由⑥自分の動きをチェックする事が難しい
サーフィンに限らず、どんなスポーツでも、自分がどんな動きをしているのか、チェックする事は欠かせません。
ですが、サーフィンは海の上でやるスポーツ。
しかも、波は動くので、どこで乗るか分からない。
そのため、自分が波に乗っている姿を映像におさめてチェックする事が極めて困難なんです。
正直これは、最近は自動で追跡してくれるDJI社のドローンや、自動追跡ビデオカメラのSoloshot 3も出ているので、だいぶやりやすくなりましたが。
ちなみに、僕もSoloshot 3買いました。
サーフィンが難しい理由⑦常に整った環境で練習できるわけではない
とやる気マンマンでグラウンドに行ったら、
・なぜかグラウンドが閉鎖されていた…
・なぜかグラウンドが異常に荒れていた…
・なぜかグラウンドが狭くなっていた…
みたいな事が起きるのがサーフィンです。
もちろん他の屋外スポーツも、雨が降ればできない事はありますが、基本的にグラウンドの大きさは変わりませんよね。
屋内スポーツなら、天候はほぼ関係無いですし。
サーフィンが難しい理由⑧波質が違う
- ホレた波
- 緩やかな波
- ダラダラの波
- アツい波
- 早い波
- 遅い波
- オンショアの日の波
- オフショアの日の波
- 大きい波
- 小さい波
など、波の質がさまざまな要因で変わります。
同じ場所でも、午前と午後、干潮と満潮では波質が違ったり。
なので、たとえば上手い人から「テイクオフは●●すべき」と教わったとしても、教わった日が緩やかな斜面の波の日で、その感覚で別の日にホレた波のポイントに行ったら通用しないんですね。
サーフィンが難しい理由⑨波のパワーがすさまじい
岸から見ていると分からないのですが、波って見ていて小さくても、実際に海に出てみるとものすごいパワーがあります。
人間の力では、絶対に勝つ事ができない、強大な力。
そんな波に向き合い、波とシンクロし、波の上で自分を自在に操る。
時には予測できないほど強い力が急にかかる事もあります。
なので…
サーフィンが難しい理由⑩バランスを取るのが困難
激しく動くフィールドでやるスポーツって、サーフィン以外ではほとんどありません。
波の上を時速数十キロで駆け抜けつつバランスを取るって並大抵の事ではありません。
腹筋背筋をはじめ、体幹の強さが重要になります。
サーフィンが難しい理由⑪練習回数が限られる
基本的に、サーフィンは「セット(一定感覚で訪れる大きめの波)」に乗ります。
このセットが訪れる感覚は、場所によってまちまち。
数分でくる場所もあれば、15分位来ない場所も。
そんな中で、大勢のサーファーがその波を待っている。
1本乗ったら、自力で沖に出なくてはいけない。
なので、初心者のうちは、1時間に2-3本乗れるかどうかってレベルです。
「量質転換」という言葉があります。量をこなす事で、質が伴ってくるという事。
これはどの分野にも当てはまる事ですが、うまくなりたい、もっと練習したいと思っても、練習すら自分が思った回数こなせないのがサーフィンのキツい所です。
サーフィンが難しい理由⑫水が冷たい
日本でサーフィンをすると、避けて通れないのは寒い冬。
場所にもよりますが、千葉北以北では、真冬の海は、凍える寒さ。
最近はウェットスーツの性能も上がっていますし、手も足もブーツ&グローブをすれば耐えられますが、それでも寒い。
- 単純に気分的に萎える
- 体温低下により運動能力に影響をおよぼす
- 体調不良に繋がりやすい
など、冷水で良い事はほとんどありません。
唯一上げるとするならば、夏よりもサーファーが若干減る事位でしょうか。
次がラストです。
サーフィンが難しい理由⑬強靭な精神力(根性)が必要
と、ここまでサーフィンが難しい理由を沢山上げてきましたが、一番最後に紹介する理由はこれ。
実は、サーフィンの一番のポイントが「自分との闘い」つまり「精神力」です。
これだけの困難が待ち受けるサーフィン。
陸から見ているのと実際やってみた際の難しさのあまりのギャップの大きさに、諦めてサーフィンから離れていく人は少なくありません。
最初のうちはドルフィンを数十分しても沖に出れず、泣きそうになる事もあるでしょう。
そう感じて、くじけそうになります。
諦めたらそこで試合終了。サーフィンは上達できません。
ここで、
「悔しい…!!」
「絶対にできるまでやってやる!」
と踏ん張れる根性があるかどうかが、このクソ難しい無理ゲーのサーフィンを上達できるかどうかの分かれ目になります。
では、なんでこんなに難しいサーフィンを、みんな必死にやるかと言うと…
【まとめ】サーフィンは最高に難しく、最高に楽しい
そう。サーフィンは最高に難しいだけでなく、最高に楽しいスポーツだから。僕はいままで数えきれないほど沢山のスポーツをやってきましたが、サーフィンほど中毒性が高く、ハマれるスポーツは他にありませんでした。ここまでご覧いただいて分かると思うのですが、僕、本当にサーフィンが大好きなんです。
この記事では難しい理由ばかり記したので、今後は「サーフィン上達のコツ」を当ブログで発信します。この記事の難しさを解決する「アンサー記事」のようなものですね。
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セネ山( @afsurf1 )でした。
【おまけ】こんな人にサーフィンはおすすめできない3条件
サーフィンは、同時に、世界一楽しいスポーツでもあります。
正直僕としては、
位のレベルでオススメなのですが(笑)、とはいえ、合わないと思う人もいます。
以下の記事の「こんな人にサーフィンはおすすめできない3条件」のうち、1つでも当てはまったら、サーフィンは諦めた方が良いです。
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