海外移住6年目のセネ山(@africa_shokai )です。
「移住時に保険はどうしたらいいの?」
「日本の健康保険はどうなるの?」
海外移住には色々な準備が必要ですが、その中の一つに保険があります。
健康保険(保険証のやつ)、生命保険、海外旅行保険など、保険は色々ありますが、いったいどうすれば良いのって感じですよね。
そこで今回は、実際に海外移住をして悪戦苦闘した僕が、海外移住で必要な保険の手続きについて解説します。
最後まで読むメリット
この記事を最後まで読むと、
- 海外移住後も保険の補償は受けれるのか?
- 移住前に必要な手続き
- 保険代を安く済ませる方法
を知る事ができます。
なお、見出しに結論を書くスタイルでお送りしていきます。
なので、以下の目次を見ると、この記事の概要が分かります。
目次
海外移住と保険①(国民)健康保険は実は海外医療費にも使える
「健康保険(保険証)があると海外医療費の負担も軽くなる」
これ、意外と知らない方多いかと。
そのためには当たり前ですが、健康保険を「使える状態」にしておく必要があります。
使えるかどうかの基準ですが…
(今回の本筋には関係ないですが、念のため解説すると…「健康保険」は、企業勤務の方。「国民健康保険」は、企業を退職して海外に移住する方や自営業の方などのほけんの名称です。基本的な機能はほぼ同じです)
健康保険の利用可否は「海外転出届」による
見出しの通り、健康保険(保険証のやつ)の利用可否は、海外転出届の有無により異なります。
海外転出届提出済の場合、利用できません。
提出していない(つまり、日本に住所を残す)場合、利用可能です。
海外医療費にも健康保険は使える
実は、海外医療費にも健康保険が使えるんです。
健康保険組合連合会のページにも以下の通り記載があります。
海外渡航中に急な病気などでやむを得ず現地で治療を受けた場合、加入する健保組合などの保険者に申請手続きを行うことにより、海外で支払った医療費の一部の払い戻しを受けることができます
つまり、海外での医療費についても、保険代が支払われるんです。
では、いったいいくら支払われるかというと…
「日本の医療費換算の7割」を上限に払い戻される
これ、けっこう太っ腹です。説明します。
健康保険は3割負担。私たちは普段、医療費の3割だけを支払い、保険が7割を払ってくれています。
これ、海外の医療費の場合はどうなるかと言うと…
現地では自費で支払い、帰国後は「日本の医療費換算の7割」を上限に保険金を受け取る事ができるんです。
(例1)現地支払12万円、日本では10万円の医療費の治療の場合、7万円が戻って来ます
(例2)現地支払6万円、日本では10万円の医療費の治療の場合、4.2万円が戻って来ます
しかもなんと…
海外旅行保険と併用可能
これもすごいですよね??
なので、健康保険を持っている人は、海外旅行保険自動付帯のクレジットカードさえ持っておけば、二重に保険に入っているのと同じ事になります。
これ、プラスになる事もある…
以下の記事では、海外移住者におすすめのクレジットカードを解説しているので参考にしてみてください。
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海外移住と保険②医療保険・生命保険は「手続きすれば基本的に継続可能」
それぞれの保険会社によって、細かい対応が分かれますが、おおよそ、継続可能です。
継続に必要な手続きは以下の通りです。
日本の銀行口座の維持
基本的に、支払は日本の銀行口座からの引き落としで対応している会社が多いです。
そのため、日本の銀行口座を維持する必要があります。
海外へ移住する事の通知
海外へ渡航する時期などを知らせる必要があります。
日本の国内住所の通知
実家など、日本の所定の住所を知らせる必要があります。
海外移住と保険③海外で医療保険に入れるなら◎
これができるなら、一番安上がりではないでしょうか。
注意
なお、国によっては個人向けの医療保険が無い(会社向けのみ)ところもあるので注意が必要です。
海外移住と保険④移住1年目は海外旅行保険があると安心
現地で医療保険に入れれば良いのですが、そもそも入れる保険が無い、なかなか手続きが進まない、必要な書類が手に入らないなど、海外での手続きは一苦労です。
ただでさえ慣れない土地での新生活。最初は、保険の不安はなくした状態で渡航するのが望ましいです。
そこでお勧めなのが、「1年目は海外旅行保険を利用する」事。
ただ、海外旅行保険は年間で10-30万円ほどと、なかなか高いです。
保険代を安く上げる方法はというと…
無料で最大9か月間海外旅行保険を使う方法
一般的にクレジットカード付帯の保険の補償有効期限は3か月間。
ですが、実は以下の方法を使うと、補償期間を最大9か月間に伸ばす事ができます。
手順①海外旅行保険自動付帯クレジットカードを作る
無条件で保険がついてくるのが「自動付帯」のクレジットカードの特長。
年会費無料で海外旅行保険自動付帯のカードです。
特にエポスカードは海外旅行保険の補償がゴールドカード並み。
しかも今ならネット申込限定で「2,000円分のポイント」がもらえます。
(2分でカンタン無料発行)
手順②条件が優しめの利用付帯のクレジットカードを作る
カードを海外での交通費などの支払いをした日から90日間保険が適用されるのが「利用付帯」のクレジットカード。
つまり、自動付帯のカードと組み合わせる事で、保険の補償期間を延長する事が可能です。
僕のオススメはリクルートカード
なぜなら、利用付帯の条件が他のカードよりも緩く、カンタンに付帯条件をクリアできるから。
(UBER等の配車アプリの支払でも適用)
しかも、リクルートカードはVISAとJCBの2枚持ちが可能。
なので、エポスカード3か月+リクルートカードVISA3か月+リクルートカードJCB3か月=9か月間の補償になるのです。
しかも年会費無料。
(年会費無料)
【海外移住と保険まとめ】保険代を浮かせて一時帰国費用にしよう
冠婚葬祭など、海外に移住しても、なにかと日本への帰国は必要なもの。
また、たまには日本で食に温泉・桜に紅葉と日本の四季を楽しみたくなる事もあると思います。
保険代が浮けば、そのお金で気軽に日本に帰国しやすくなります。
移住先での出費を抑えて、楽しい海外移住ライフを◎
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