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前澤友作氏の辞任は「勇気」をくれた。”本当”の辞任理由とかどうでもいい

やっぱりナマが一番である。

 

ビールも生、魚も生。

記者会見もナマが良い。

 

記者会見の「ナマ」とは何か。

それは、僕ら一般人が観られる範囲で一番リアルな(加工・編集されていない)情報。

つまり「会見動画」である。

 

僕はまず、ログミーで会見全文を読んだ。読んだ。読み通した。

しかし、どうも会場の温度感、話し手の熱量が伝わってこなかった。

前澤氏が、どのようなトーンで話したのか、知りたくなった。

そこで、YouTubeでナマの会見動画を観てみたのである。

それは1時間50分にも渡った。

 

結論、観て良かったと思っている。

「百文は一会見に如かず」とはよく言ったものである。

(誰が言ったのかは定かではないが…)

 

動画を観るのは、文章を読むよりも時間がかかるものである。

だが動画は、時に時間をかけるに値する。

文章には無い雄弁な情報を有しているのだ。

 

さて、ラップを経て、本題に入ろう。

 

Yo

「理由嘘くさい」「金額合わぬ数値」

赤の他人 挑戦者にブーイング

社会が注視 でもしないぜ 中止

”澤”ぎ作っても前進め友人

 

生き様がアート 気持ち常にルーキー

好きに全力 だから行くぜ月

暗いぜ日本社会 変える空気

前澤氏辞任がくれた勇気

 

前澤氏の辞任は、人に「勇気」を与えた

まず僕は、今回の前澤さんの社長辞任には、ポジティブである。

なぜかというと、

「誰が何と言おうと、自分の人生、自分の好きにすればいい」

を体現した行動だからだ。

 

前澤氏はZOZOの創業者。ZOZOは東証一部上場企業である。

ともなると、中途半端な辞め方はなかなかできない。

まるで裏切り者扱いされる事もあり得るのだ。

 

ZOZO関係者はもちろんだが、なんら関係の無い人からも、

「社員への責任は?」

「社会人として無責任だ」

と言われるのである。

(こんな事を言っている人の大半は、ただの金持ちへの妬み)

 

そんな前澤氏が今回「極めて私的な理由」で辞任した事は画期的だ。

令和という新時代の到来を感じさせる、極めてエポックメイキングな出来事である。

 

「仕事が…」

「立場が…」

「地位が…」

「名誉が…」

「肩書きが…」

「恋人が…」

こういう様々な言い訳(いったい誰への言い訳なのか…)で夢を諦めようとする人達への、強烈なエールである。

 

辞任理由が嘘くさい?そんなの関係ねえ

「”宇宙行きの準備”だとか”会社の成長のため”とか言ってるけど、本当は借金に首が回らなくなったんでしょ?」

 

辞任会見をご覧の方の中には、こう感じた人もいるだろう。

ホリエモンこと堀江貴文氏もこんな事を話しているし、そう感じる人がいても当然である。

 

ちなみに僕は「借金も大きな理由の一つ」だと思っているが、ここで辞任理由の真偽について掘り下げるつもりはない。

「正直、どうでもいい」

からである。どういう事か?一つずつ説明したい。

 

まず会見の中で、辞任理由の一つは「宇宙行きの準備」と述べられていた。

ここで特筆すべきは、「宇宙行きの準備」が理由だと発言した前澤氏の「胆力」だろう。

 

まあ「宇宙行きの準備」というのは、常人の想像が及ばない(もしくは、そう思わせる)領域である。

これなら「仕方がない」と思ってもらえて、かつ「カッコいい」と思われる可能性もある。

だからこそ、辞任理由にはもってこいであるといえばある。

あるのだが。

 

東証一部上場企業が、極めて私的な夢の実現のために辞職する。

先にも述べたが、どんな理由でも、辞職を非難する人が現れる。

そんな中、「宇宙行きの準備」という、孫さんすらツッコミを入れた理由の公表。

妬みという火に油を注ぐような行為。

これは勇気がいる事だっただろう。

 

それに、宇宙行きの準備は本当に大変なのだろう。

本当に全力で準備をしたくて決意したのだろう。

そしていまは同時に、会社を退く口実(※後述する)の一つでもあるのだろう。

 

もう一つの理由を「会社の今後の成長のため」と言っていた。

たしかにこれももっともな内容に感じた。

が、これよりも宇宙行きの準備の方が理由としては大きいだろう。

 

とにかく前澤氏は「自分がいま、やりたい事に全力を注ぎたい」のである。

裏の理由として噂されている「株を担保にした大量の借金」。

これも、いま欲しいものを買い、やりたい事に突き進んだ結果だろう。

 

記者が借金の使途について失礼な発言をしていた。

「株担保の融資金額2000億円(推定)と買ったものの金額が合わない」

といった趣旨の発言。

 

別に前澤氏が何に金を使おうが自由だろ。

もし仮に使途が浪費だったとしても、赤の他人に責められる筋合いは無い。

仮に、借金の事が関連した株売却だとして、いったい何が悪いのか。

今後の夢のための資金調達のための売却だとして、何が悪いのか。

 

「次にやりたい事のために資金が必要なので売却しました」

「借金が膨らんで資金繰りが不安だったので売却しました」

こんなに勘繰る人達がいるなら、真偽はさておき、もはやこうやって言ってしまった方が楽だったかもしれない。

 

地位や名誉肩書財産、全部取っ払った時なにが残るか

「宇宙行き」の切符を手にするために、前澤氏が投じた時間・費用は相当なものだろう。

創業した会社も離れる事になった。

そこには葛藤があったと思う。

 

前澤氏と同じ立場になったとして、

「宇宙に行く」

というアクションができる人は、はたしてどれくらいいるだろうか?

僕は、ほとんどいないと思う。

 

人生、社会での役割が大きくなればなるほど、関わる人が増える。

すると、自分の人生なのに、自分の好きにする事が難しくなる。

まるでそれをする事が「悪」のように扱われる。

 

地位や名誉肩書財産。

持ち物が増えると、身重になる。

一部上場企業の創業者という前澤氏の立場では、それはとても難しい事だったと思う。

 

だからこそ、そんな前澤氏の月行きを、素直に祝福しようではないか。

明るい話題に心を躍らせようではないか。

そしてせめて、気持ち的に後押ししようではないか。

 

日本人の世界的プレゼンスを上げてくれている、彼の行動を。

 

地位や名誉肩書財産。全部取っ払った時に残るものは何か。

それは経験と記憶だ。

それに全力でベットする前澤氏はロックだと思う。

 

今回の辞任、関係者はともかく、外野が非難する必要は無い。

人が好きな事をやろうとして叩かれる社会は終わってる。

彼を非難する人がいたらこう言おう。

「余計なお世話である」と。

 

賛否両論あるだろう。

当然である。

ただ、僕は、前澤氏の行動から勇気をもらったよ。

いつでも今日が新しいスタートだって。

 

Let's Start Today.

 

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セネガル山田(セネ山)

西アフリカのセネガルで宿「シェ山田」を運営しつつ、1日6時間・週5日のサーフィン生活満喫中|セネガルサーフツアー「セネサーフ」好評受付中|セネガル観光ラップで晋平太コラボ&TV出演も|著書『アフリカ旅行ガイドブック セネガル』|詳しいプロフィールはコチラ

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