サーフィン

テイクオフでは「立つな」失速原因とスピードをつけるコツ

テイクオフでは「立つな」失速原因とスピードをつけるコツ

週5日サーフィンしてるセネ山( @afsurf1 )です。

「テイクオフで失速する原因は?」「スピードをつけるには?」

この記事では、そんな疑問にズバリ回答します。最後まで読むと「一段階レベルが上のテイクオフのコツ」が分かるようになります。

先に結論を言うと、

【失速する原因】

  1. レールを掴んでいる
  2. パドルをやめるタイミングが早すぎる
  3. 後ろ体重になりすぎ
  4. テイクオフ時に浮いてしまっている(重心が高い)

【スピードをつけるコツ】

  1. みぞおち付近と膝でボードを押さえ込む
  2. 手と膝でサーフボードを押さえ込む
  3. 重心を低く保つ
  4. 怖がらない

です。

波野リカ
サーフボードを押すってどういう事?

という点など、以下で理由とともに詳しく解説していきます。

セネ山
YouTubeやってます↓

ぜひチャンネル登録よろしくです◎

波野リカ
ブログの登録もよろしくです♪

なお、以下の目次を見ると、この記事の概要が分かります。

【サーフィンのテイクオフで失速する原因とスピードをつけるコツ】テイクオフの練習は初心者で終わりではない!?

テイクオフができなければサーフィンは始まらない。これは誰もが知っている事。ですが、立てるようになると、そこでテイクオフの事についてはあまり意識せず、トップアクションやボトムターンやアップスにばかり気を取られている人が多いです。

テイクオフは、サーフィンの基本ですが、同時に最も大切なテクニックの一つ。立てれば良いわけではなく、さまざまな技術があります。

という事で、この記事では、あまり語られていない、テイクオフで「よりスピードをつける」技術について解説していきます。

 

【サーフィンのテイクオフで失速する原因とスピードをつけるコツ】4つの失速原因

テイクオフで失速する4つの原因を具体的に解説。

 

レールを掴んでいる

テイクオフの際、手でレールを掴んでしまう。これ、失速の大きな原因の一つです。レールを掴んでいると、水流が指に当たるんですよね。

波野リカ
そんなの、たいした影響ないでしょ?それよりまず立たないと話にならないし

って思いますよね?僕も前までそう思ってました。というか、ボードの上に手を置くだけでは安定しないと感じていました。

ですが、これ、思い込みです。ボードの上に手を置いても安定します。早めに直した方が良いです。

 

パドルをやめるタイミングが早すぎる

これもよくある失敗です。もう乗れた、もう波に押されたと思って立とうとしたら、まさかの波に置いて行かれてしまうパターン。また、パドルを早めにやめてしまった事で板が走り始めるタイミングが遅れて、結果立ててもスープにつかまってしまう事も。これ、タイミングの見極めが本当に難しいですよね。

 

後ろ体重になりすぎ

サーフィンは基本後ろ体重。ですが、あまりに後ろ体重だと失速します。

テイクオフ時の体重のかけ方は本当にバランスが難しいですが、押されたはずなのによく波に置いて行かれる人は特に注意が必要です。

テイクオフ時は、肩が手よりも前に出る姿勢を意識して作りましょう。

 

テイクオフ時に浮いてしまっている(重心が高い)

テイクオフで跳ねるように(飛ぶように)立っている人、もしかしたらせっかくの波の力をロスしているかもしれません。

 

【サーフィンのテイクオフで失速する原因とスピードをつけるコツ】4つのコツ

テイクオフでスピードをつける4つのコツを具体的に解説。

 

みぞおち付近と膝でサーフボードを押さえ込む

これ、テイクオフのために「パドリング」をする際のコツです。

ボードに体重を少しでも多くかけて、波のパワーを最大限に活かしつつ、ボードの反発力を利用するために、ボードを体で押さえ込むと、通常のパドリングよりも推進力を得る事ができます。

膝とみぞおちに体重をかけるために、ほーんの少し、お尻を浮かす感覚です。「ちょいケツ出しパドル」って感じですね。

これが特に活かせるのは「トロい波」。乗れそうで乗れない、という事態をこれで減らす事ができます。これを意識して行うには、適切なポジション取りと冷静さが不可欠です。

 

手と膝でサーフボードを押さえ込む

これは、テイクオフ時に「手をついた後の動作」のコツです。

特に中級者以上の人は必見です。これができるとできないで、サーフィンが大きく変わります。特に手で板を押さえ込む事を意識しましょう。

テイクオフ時、板を水中に押し込むようなイメージで体重をかけましょう。すると、波のパワーと板の反発により推進力が得られ、テイクオフ時からスピードに乗る事ができます。

これ、想像すると分かると思うのですが、実は「ドルフィンスルー」と結構似た体勢になります。なので「ドルフィン型テイクオフ」と名付けます。

このテイクオフとドルフィンスルーとの違いは、テイクオフでは、板が水中に沈むわけでは無いという事。というのも、その体勢に入る時にはかなりのスピードがついているので、沈めようとしてもドルフィンのようには沈みません。それに、ドルフィンほど強く沈めようとする必要はありません。

突っ立ってしまうと失速する理由は、この波のパワーを逃がしてしまっているからなんです。

特に切り立った波などの場合、「早く立たなきゃ…!」という気持ちの焦りがあると、結果波に置いて行かれたり、板が滑り出さずに落ちるようなテイクオフになりパーリングやワイプアウトする事が増えてしまいます。

僕もまだまだ練習中ですが、少し意識するだけでもテイクオフが大きく変わるので、ぜひ試してみてください。

(たまにですが、波が二重になっている時など、押され始めてからパンピングの要領で手で何度かボードを押してスピードをつけてから乗る時もあります。なるべくそんな事をせずに乗れるのがベストですが、置いて行かれそうな時にこれをやると、スピードがつくのは確かです)

 

重心を低く保つ

まず重要なのがこれ。サーフボードに体重をかけるには、重心が高い状態ではダメです。

テイクオフで失速する人は、自分のサーフィンしている姿を動画で観ると、自分の想像以上に突っ立ってしまっているかも。基本的に、自分の思ってるよりも体勢を低くする意識でやってちょうど良いです。

そうすると、ボードの失速が防げるうえに、安定し、さらにテイクオフ直後の加速(アップス)のためのためがすでにできているという一石三鳥の効果が得られます。

 

怖がらない

サーファー以外の人が見たら「最後は結局根性論かよ!」となると思いますが、サーファーのあなたは誰よりもメンタルの重要性が分かっていると思います

本当なら乗れた波なのに、ビビッてパドルした事で乗れなかったなんて事はザラにあります。ビビると腰が引けて、結果テール側体重になりすぎたり、早く立とうと焦ってしまい、結果、失速して置いて行かれます。

「乗ると決めたらひるまず行く」これ、サーフィンで本当に重要な事です。メンタルのひるみは、身体の動きに如実に表れます。

 

コツを意識した「失速しないテイクオフ」でサーフィンがもっと上達します

テイクオフは、知れば知るほど奥の深い世界。僕もまだまだ全然ヘタなので、自分の理想のテイクオフができるように、日々意識してサーフィンをしたいと思います。

TwitterInstagramでは、YouTubeで出す内容を先に少し出したり、このブログの記事をお知らせしているので、ぜひフォローしてください。という事で、僕は今日も海に行ってきます!

セネ山( @afsurf1 )でした🏄

▼ 関連記事 ▼

  • この記事を書いた人

セネガル山田(セネ山)

西アフリカのセネガルで宿「シェ山田」を運営しつつ、1日6時間・週5日のサーフィン生活満喫中|セネガルサーフツアー「セネサーフ」好評受付中|セネガル観光ラップで晋平太コラボ&TV出演も|著書『アフリカ旅行ガイドブック セネガル』|詳しいプロフィールはコチラ

Copyright© アフサーフ , 2024 All Rights Reserved.